人気ブログランキングへ

2009年06月14日

郊外の家

とある新婚夫婦が
都市部からちょっと離れた郊外にある中古の家を買った。

少し田舎だが駅までは近いし、近所にはスーパーなども多い。
周りには高い建物もなく日当たりも良好。
それに値段が格安といっていいほどの絶好の物件だった。

妻も「子育てには絶好の環境ね」と喜んでいた。
確かに自然もまだ多く気持ちの良い環境だった。
夫もとてもいい買い物をしたと思っていた。

引越し当日。
友人たちに手伝ってもらい、無事に荷物も運び終え。
お礼もかねて新居で飲み会をすることにした。

散々盛り上がっていたら、
ついつい盛り上がりすぎてすっかり遅くなってしまった。
その日は友人達を含めて一緒に新居で寝ることにした。

しかし、夜中に物音で目が覚めた。
「バタバタバタ……」
子供が廊下を走るような音。
しかし引越しの疲れもあり気のせいだと思ってまた寝る。
すると今度は子供の話し声が
「あはは・・ ねぇねぇ・・」
さすがに目が覚めた。
周りを見ると友人達も気がついたようだ。

しかしそれ以後特に物音もせず、
原因もまったくわからなかった。

翌朝みんなで昨夜の出来事について話し合った。
その結果、この家には何かあるのではとの結論に達した。

全員で家中を調べることにした。
そして廊下を調べているときにあるものを見つけた。
青いクレヨンが落ちていたのだ。
もちろん夫婦のものでも友人たちのものでもない。
子供もいないのに何故。。皆がそう思った。

そして、友人の一人がとてもおかしなことに気がついた。
この家の間取りが何かおかしい。
このクレヨンを拾ったあたりの廊下は突き当たりになっているが、
家の間取り図をよくよく見ると、
そこにはもう一部屋分のスペースがあるはずなのだ。

みんなで壁を叩いてみる。
すると中に空洞がある音がする。
そして壁紙をはがすと古びた扉が現れた。

皆怖くて声も出なかったが、
扉の向こうへの好奇心がほんの少し勝った。

おそるおそる扉を開けてみた。
カビのにおいがツンと鼻を突く。
ところが部屋の中には何もなかった。

しかし懐中電灯で部屋を照らして愕然とした。
部屋の壁すべてに
青いクレヨンでびっしりと文字が書かれていたのだ。



『おとうさんおかあさんがごめんなさいここからだしてください
おとうさんおかあさんがごめんなさいここからだしてください
ここからだしてここからだしてここからだしてここからだして
ここからだしてここからだしてここからだしてここからだして
ここからだしてここからだしてここからだしてここからだして
ここからだしてここからだして……』

posted by あーばん at 20:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 恐怖系都市伝説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。